Home * Love 〜始まりは、キス〜
「もう少し時間が欲しいんだ。
だから、鈴ちゃん…
君がこっちに戻ってきてから
ゆっくりこれからの事を
2人で話し合って行こう。
俺は
ずっと待ってるよ………」
そして、私の手をぎゅっと握る梅田さん。
その手はとてもあたたかくて。
更に泣けてきた━━━…
「ありがとう、梅田さん。」
「でも、明日からいなくなっちゃうんだな…
寂しくなる………」
私はゆっくり梅田さんの手を握り返した。
梅田さん、
そんな事言わないで………
私も梅田さんと同じ事思ってるけどね。
大丈夫。
だって・・・・・
「私の心は…………
いつでも梅田さんの隣に………
あります………」
「そうだな…………」
梅田さんはそう言うと
目を細め、優しく微笑んだ。
私が大好きなその微笑み。
―――梅田さん
また、冬に会いましょう。