Home * Love 〜始まりは、キス〜




「失礼致します…時原です…」


パチパチパチ…………

何故か
私が登場すると共に起こった拍手。


「来た来た来たっ♪
鈴子ちゃんはセンセの隣ね?うふっ♪」

まりなちゃんママ…
ずいぶんと呑まれてますね?



「え……でも………」


どうしたらいいのか分からず
挙動不審になる私。




そんな時。


「すみません、御手洗いに…」

そう行って立ち上がった
梅田さんは


私の前を通る。


ふわっと漂った梅田さんの
爽やかな香りに

私の心拍数は一気に上昇した。

ドキドキ………



「時原さん、詰めてこっちに来てよ。お話したいと思ってたんだ。」


「はい…」

幼稚園ママさんの1人のお言葉に
私は入り口側の席から
真ん中の席に移動した。

梅田さんの席だったこの場所。

とても緊張するよ。

と、とりあえず
梅田さんのお皿とお箸を移動。



それから、すぐに梅田さんが戻ってきた。



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