Home * Love 〜始まりは、キス〜
バタン…………
ドアを閉めた梅田さん。
思わぬ接近に
思わず一歩、横に避けてから言った。
「あ、あ、明日なんですけど…
空いてますか?」
いきなりの私の言葉に
梅田さんは目を大きくして
驚いている様子で。
ちょっと間を置いてから言う、梅田さん。
「明日?開いてるけど……
なんで?」
いつもより低いトーンの声に
違う意味でドキドキ。
「じゃあ、
デートしてほしいです…」
目の前にいる梅田さんを
見つめながら、
ついに言ってしまった。
梅田さんの反応が怖くて、目をぎゅっと瞑る。
デートとか
絶対ダメだよね…………
「わかった………」