Home * Love 〜始まりは、キス〜
そんな私を見ながら
梅田さんは
「来た来た来た…」
なんて真剣な顔で言うから。
梅田さんの腕をぎゅぅっと
掴みながら、目を瞑る。
「食われるぞ………」
耳元で囁かれる低い声。
本気で怖くなってきたから
ヤメテ梅田さん!
って!!!
目の前にサメ〜〜〜!!!
反射的に
私が梅田さんの腕に顔を埋めた瞬間。
クスクスと上の方から笑い声が聞こえてきて。
?????
ゆっくり顔を上げて、
梅田さんの視線を一緒になって追うと
「あ……………」
サメは
私達の頭上を通過していった。