Home * Love 〜始まりは、キス〜
「梅田さん、
私と梅田さんにとって
離れ離れだった3ヵ月間は
短かすぎたんですね。」
観覧車はもうすぐ頂上に着く。
私の肩を持ち、梅田さんは
寄り添っている私を
抱き起こしてから言う。
「どうしてそんな事思うの?」
今さらだけど、
本当に今さらだけど。
私にとって由夏さんの存在は
大きすぎたんだ。
「分からないんですけど・・・
心の距離が縮まらないからです。
とにかく、これからは
距離を置きていきたいんです。」
切ない、バレンタインのBGMがわたしの胸に突き刺さる。
涙が私の頬を伝った………
「……………」