Home * Love 〜始まりは、キス〜
・Home * Love 始まりの…
私の前に現れたのは───
梅田さん・・・・・?
「鈴……何…してん…だよ……
危ない、だろ………?」
梅田さんは肩で息をして、荒くなっている呼吸。
「梅…田………さん…」
立とうとしても、力が抜けて
立てない。
私は膝立ちをして、
少し遠くにあるテーブルを
目指して前に進む。
テーブルを支えに私は
立ち上がった。
梅田さんも、
「お邪魔します」と言って
リビングに足を進め───
近づく私達の距離。
梅田さん………
ずっと隣にいて………?
そして、
私は目の前にある大きな
胸板に飛び込んだ。
「梅田さん…行っちゃヤダ…
ずっと、隣にいて?
大好きだよ…梅田さん。」
「それ、
もっと早く聞きたかったよ。
俺も鈴ちゃんが好きだよ…」
そう言ってから、
私を優しく抱き締める梅田さん。
「え?」
梅田さんも
私と同じ気持ちでいてくれたの?
だったら、どうして───