Home * Love 〜始まりは、キス〜
・時原家、ドタバタ!
“今日は散々な1日だったな…”
と深いため息をつき、
私はアパートの階段を
上っていた。
梅田さん…筑前煮食べたかな?
いらねぇ…って
捨てちゃってたり。
………ありえるかも。
階段を上り終わると、
私の部屋の明かりが点いていた。
“お母さん…来てるんだ…”
ガチャ………
「ただいま〜〜、お母さん〜〜」
やっぱり、家に帰った時、1人じゃないっていいな。
そんな事を思っている
私だったのだが………
え?
なんでこうなってるの!?
家に帰った私を待っていたのは―――
一通の置き手紙と、
「鈴〜〜〜〜」
「鈴ちゃぁぁぁん」