Home * Love 〜始まりは、キス〜
梅田さんの少し皮肉が入った言い方。
「今日は…早く学校終わる日だったから。早めに来れました…。」
目が合わないように
俯き加減で言う。
梅田さんには
私の気持ちなんて分からないよ。
「学校………!?」
梅田さんの驚いたような
多きな声。
私は小さく頷く。
「私…学生です…。
家の事情でたろちゃんと多実ちゃんの面倒を見る事になったんです………」
しゃがみこみ
たろちゃんと多実ちゃんの机を見ながら思ったんだ…。
両親は私達の事を
本当に愛してるのかな━━…って
「悪い………」
そう呟くと、梅田さんが一歩近づいてきて。