Home * Love 〜始まりは、キス〜
オレがスキナ子
━━━━たろちゃん目線━━━━
オレが好きな女の子は
同じさくら組の
だいもんじ まりな ちゃん。
ひとめぼれをしたんだ。
「今日の日直さんお願いしま〜す。」
梅田センセの声と一緒に
ピアノが鳴った。
梅田センセは
跳び跳ねるような楽しい曲
をひく。
今日は、最高に嬉しい1日だ。
だってな━━━━━
「今日の日直さんはぁ〜?」
梅田センセがみんなに聞くように言う。
俺はみんなの前に出た。
今日が嬉しいワケ。
それは………
好きな女の子のまりなちゃんと一緒に日直をする日だからだ。
そして、
さくら組全員が声を合わせて言う。
「「「好き同士!」」」
よくわからないけど、
さくら組のみんなは
俺とまりなちゃんは
“好き同士”
って勝手に思ってるみたいだ。
みんなの
ニヤニヤした顔が目に入った。
「バ…バカ!そ…んなんじゃねぇ!」
あ………
言いすぎちゃった。
そっと隣にいるまりなちゃんを見る。
「たろ君、日直頑張ろうね♪」
そこにあったのは
ひまわりのような笑顔。
やっぱり、可愛いな…
まりなちゃん。
「うん………」
と…恥ずかしくて、
うつむきながら言った。