あなたの為なら…
汚い自分
一緒に暮らしてある事に気がついた。
拓也が史上最年少の総長って事。
そして親がいない。
拓也はいろんなことを話してくれた。
私にはどうでもいいけど笑
「じゃあ倉庫行ってくる。」
「ん。」
倉庫は拓也が総長を務めている、暴走族の溜まり場らしい。
行くか?と聞かれたけど、面倒だから行かない。
腕も痛くなくなったことだし、喧嘩しに行くか。
外をぶらつく。
お、いかにも喧嘩が強そうなやついんじゃん♪
「なぁな、喧嘩しようぜ。」
私が声をかける。
「あ?なんだてめー。」
「華美。」
「あぁ、あの有名な喧嘩女か。」
「あぁそうだよ!」
そう言って私は男を殴る。
「俺も喧嘩したかったんだよ!」
殴り合いになる。
久々の気分。
結局5分もしないうちに男が倒れた。
「ちっ。つまんねぇーの。もっと耐えろよ。」
そして乱れたパーカーを直す。
帰るか…
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