御曹司くんに再会したら溺愛されました
晴生が起き上がると、布団もシーツもめくれ上がって、2人の裸体が露わになる。
「キャッ!!」
私は、慌ててシーツを引き上げる。
「ふふっ
今さら、隠さなくても、もう全部見てるのに。」
「そんな事、あえて言わなくても
いいでしょ!?」
「里奈、耳まで真っ赤だよ。
かわいい〜。」
「もう!」
私は頭までシーツを被った。
「里奈…
ごめん…
俺、今、里奈が好きすぎて、自分でもよく
分かんないんだ…
里奈…
怒った?」
不安そうな晴生の声が、シーツの外から届く。
私は、そっと顔を出して笑った。
「バカね。
そんな事で怒るわけないじゃない。
晴生…好きよ…」
晴生の顔が、幸せそうにほころんだ。