御曹司くんに再会したら溺愛されました

「晴生くんは?
子供の頃から、お父さんの会社を
継ぎたかった?」

「ううん。
俺は、野球選手になりたかった。
中学では、野球部だったんだ。」

「いつ、この会社を継ごうと思ったの?」

「うーん、甲子園に行けなかった時かな?
あぁ、プロ野球選手になるのは無理かなぁ
と思ったら、
じゃあ、プロ野球チームを持とう!
と思って。」

「え?」

「だから!
プロ野球チームを持とう!
と思ったんだ。
この会社なら、頑張れば球団、買えそうじゃ
ない?
俺の夢は、この会社の社長になる事じゃ
なくて、社長になって、プロ野球チームを
持つ事なんだ。」

「ふふふっ
晴生くんらしいね〜。
うん、納得した。
中学の時の晴生くんは、あんまり社長を
目指すタイプに見えなかったから。」

「!?
里奈さん、俺の事、覚えてた?」

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