御曹司くんに再会したら溺愛されました

1時間ほどして、私が少し落ち着くと、晴生くんは、黙って私の話を聞いてくれた。

「悪い事なのは、分かってたけど、本当に
好きだったの………」

晴生くんは、何も言わず、ただ、そこにいてくれた。

「課長は、いつも優しかった。
仕事でも、プライベートでも、いつも私を
気遣ってくれたの。」

慰めも、励ましも、お説教じみた言葉もなく、ただ、そこにいてくれる事が、私には、とても嬉しかった。


< 84 / 183 >

この作品をシェア

pagetop