ず っ と 。
「私、しんじゃう」
「どうしてそう思うの?」
「毎日、毎日…どんどん辛くなって…痛いのも苦しいのも、全然、消えてくれない」
我慢していた涙もポロポロと零しながら話す初花ちゃん
「だから死んじゃうと思ったの?」
「……うん」
「大丈夫。ちゃんと治療してるから喘息も少しずつ良くなってきてるし、心臓が痛くなっちゃうのも、さっきみたいに苦しくなっちゃうのも、心がちょっと疲れてるだけで、ゆっくり休めば良くなるよ、絶対に」
「……いつ治る、?もう痛いのも苦しいのも嫌ッ…」
「痛くなったり、苦しくなったりする時、いつも何か思い出したり考えたりしてるのかな、初花ちゃん」
「……」
「もしそうだとしたら、ゆっくりでいいから、それを解決することも大切なことだよ」
顔を歪ませ、また少しずつ呼吸が早くなっているのを感じる
「今も、何か思い出してる?」
「なにも、ない」
「そっか。ごめんね、ちょっと苦しいね。」
横にしていた体を起こしてあげる
「どうして…苦しくなるの…?」
「ん?」
「……思い出すと、苦しくなるの、どうして」
「それだけ辛かったから、かな。」
「辛かった……?」
「うん、よく頑張ったね。
絶対助けるから、大丈夫だからね」