ず っ と 。

「それは全く問題ないよ」


「え？」


「むしろこのまま初花ちゃんをお家に帰したら、心配で気が気じゃなくなる。そっちの方が酷だよ」


「でも…」


「落ち着くまででいいんだ。落ち着いて、初花ちゃんが1人で暮らせるようになるまで、その間だけ、見守らせてくれないかな」



迷惑をかけるのは私の方なのに、なんで先生が申し訳なさそうにするのだろう


「医者と患者が一緒に住むなんて、きっと前例がないし、俺が言ってることは変なのかもしれない。

だから初花ちゃんが嫌なら強要はしないよ。それでも、少し考えてくれないかな？」



「……はい」