いつも、いつまでも、この桃色の空の下で。
「分かりましたよー・・・。」

男も、しぶしぶ箒を持って履き掃除をしようとすると、女子から奪われる。

「なにすんだよ。」

「箒は、そんなにいらないから、三浦は、拭き掃除!」

「げ・・・・。」

ぞうきんを無理やり持たされ、心底嫌そうにする男・・・。
男の名前は、三浦。

「橘さんだけ、ぞうきんじゃ大変じゃない。」

そう言われた彼女・・・橘は、せっせと床をぞうきんで拭いている。

「・・はいはい・・・。」

言われるがまま、橘の隣から床を拭き始める。
橘は、三浦を横目にみて、また拭き始める。
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