神様、どれほど償えば この恋は許されるのでしょうか?
プロローグ
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彼は世間一般で言う
教師で
大人だった

わたしは世間一般で言う
高校生で
子供で

でも
もうそれほど子供でもなかったので

その愛し方を、
その行為を知っていた

ねぇ、先生……
わたしを呼んで?

いとしさだけで
どこまでも

わたしなら
あなたのもとへ駆けていけるから

わたしなら
どんなに深い暗闇でも

必ずあなたを見つけだすから

そして

わたしのすべてを燃やして
あなたの行く先を照らしてあげる

見失わないように、
迷わないように、

あの日あなたが


わたしを照らしてくれたように……

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