神様、どれほど償えば この恋は許されるのでしょうか?

*★*―――――*★*

その日の夜、梨佳はいつもの“嫌な夢”を見なかった。

だからといって、よく眠れたかといえばそうでもない。

そのかわり見たのは大河の夢。
頭の中が大河でいっぱいだった。

いい事も悪いことも、みんなまとめて、あるだけ、全部、
とにかく大河のことしか頭になくて……

今思えば、

それは、なんてあたりまえで、

幸せなことだったんだろう……

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