一途な2人 ~強がり彼氏と強情彼女~
なになになになにこの展開ー!?

お風呂の中で、
社長とはもう関わらないように!なんて決意したばっかりなのに
今はとにかくときめいて、きゅんきゅんして
にやにやと顔が緩んでいる私がいる。

あの後、平静を保ちながら部屋に入ったものの、
ふと一人になったことに気付いた途端、恋する乙女モード全開になってしまった。

髪を下ろした社長の姿が頭に焼き付いていて、
結婚は愛し合う者同士でするべきものだと思っている、なんて真摯な言葉に乙女心をくすぐられ、
さらには、最後の頭ポンポンに悶絶。

ベッドに横にはなったものの、
眠れるはずがない。

布団を抱きしめながら、思い出してはきゅんきゅんする、を繰り返し、
今後どころか明日のことも考えられなくなっていた。

ようやく私が眠りに着いたのは
朝方だったと思う。
< 74 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop