もっとちゃんと知って。
『涼…すきだよ…。俺、涼とならなんでもできる。』

『…西条くん…。私は愛してるだよ…。』

『涼…っ』

そこから2人は近づいていってキ、キスを…




「おーい」

ちょっと誰よ、今妄想中…

「涼ー?またお得意の妄想??」

「ぎゃあァァァァっ」

な、なんだ。ちーちゃんか。びっくりしたぁ…

原西千尋(はらにし ちづる)この子は私にとって唯一の友達。

目も綺麗な黒色でクリっとしているし、スタイルも抜群で結構モテる。

なんでこんな綺麗な子が私の友達なんだろう…。

「おーい。さっきからずっと妄想してる時の顔だけど…大丈夫?」

「えっ!嘘ー。恥ずかしい…」

ちーちゃんは私の妄想癖を知っている。最初に暴露した時はびっくりしてたけど…

もう慣れてくれたみたい。

「…ていうか涼。」

「ん?」

「もうすぐ、朝の会始まっちゃうけどクラス確認した?」

あぁっ!!やばい。確認するの忘れてた…。まず、学校についてたこと自体知らなかったかも

「ご、ごめん!うち見てくるね!」

とにかく、早くクラス表見ないと!

私はちーちゃんと別れて、クラス表が貼ってある下駄箱に向かった。
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