幼馴染と私の恋
それに気づいたマサトの計らいで、私たちは3人でよく話すようになった。
毎日、メッセージのやりとりもするようになった。

浩介のことを好きだと自覚してからは、毎日ウキウキ、ワクワクして、目に見える世界が煌めいて見えた。

その反面、辛くなることも多かった。
今もそう、嫉妬というやつかもしれない。

浩介はモテるから、私はいつもハラハラして、彼の笑顔が、別の女の子に向けられているのを見ると、胸が苦しくなった。

告白は、浩介からだった。
ほんの2ヶ月前の昼休み、空き教室に呼び出されて。

「いつの間にか、亜美のことを好きになってた。同じ気持ちだったら、付き合ってほしい」

喜びよりも驚きが勝って、私はその場で放心状態。心配してくれる浩介に「私も好き……」と言うのが精一杯だった。

嬉しかった。幸せだった。

大袈裟かもしれないけど、この時が私の17年の人生の最高潮だったのかもしれない、と今では思う。


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