結婚に向けて進んでいるはずだった。だけど、病院の御曹司である彼との結婚は、彼の母親と姉たちの冷たい言葉と反対にあい、あえなく破談となる。そのことがコンプレックスとなっていた主人公。そんな彼女の前に現れたのは、元カレ以上の人で―――…
ゆっくりと包み込むような愛で、優しく、時に強引に翻弄される主人公。優しいだけかと思えば、獲物は決して逃さないとでもいうほどに強い意志を持つ彼。
彼の懐の広さと温かさ、洗練された言動の数々が、元カレとの差を見せつけられる。
ずっと植え付けられたコンプレックスも、彼の包み込むような温かさでゆっくりと溶かされていくところもすごくよかったです。