嫌いな君を好きになる……
晴輝くんが教えてくれたアイス屋は、隠れ屋で路地裏にあるらしい。


「なんか、怪しい通りだな。

ここに桜二人で来ようとした訳??」

「しかも、怪しいビルばっかだし。

連れ込む気な訳?」

真くんも、陣くんも責めるなぁ。


晴輝くんションボリしてるし。
 

「私は、嬉しいよ‼ありがとう、晴輝くん」


私が言うと笑顔になった。


「きゃっ」


私に飛び付く晴輝くんに、よろけて私は、晴輝くんの胸に飛び込んだ。


「おっとーーゴメンねっ、大丈夫?」


「ごめんなさい。」


やだ、恥ずかしい。

思わず顔が、赤くなる。


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