嫌いな君を好きになる……
なん十種類もあるアイスに桜の目は、キラキラ輝いていた。


「なんにしょうかな~。じゃあ………いちごみるくがいい」


なんつー、可愛い注文する訳?


真なんて、下向いて赤い顔してるし。

意外にうぶだよな~って見てりゃ、睨むし。


怖い怖い。

いちごみるくを受け取る桜は、ニコニコしながらアイスを頬張る。


「うまいな、穴場だな。
確実に‼」

誰が食べてもきっとうまいそんな冷たいアイス。


口の中で広がる甘いアイス。



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