嫌いな君を好きになる……
聞きたくない。


だけど聞かなくちゃ何も分からない。


「桜は、天が好きなの?」



「私は、天くんがーーー「桜!!」



私を呼ぶ天くんの声が聞こえた。

すごい怖い顔で迫ってくる天くんに。


「私は、、天くんが怖いっ!!」



思わず出た言葉は、好きとは程遠い言葉だった。


私は、天くんがやっぱり怖いです。


好きなんて口が避けても言えません。


私は、真くんの背中に隠れた。


< 115 / 216 >

この作品をシェア

pagetop