嫌いな君を好きになる……

君のために出来ることーー

「桜………今までごめん。
怖がらしてごめん。
今はそいつの言うこと聞いて引いてやる。

悪かった」


相変わらず俺様な風雅に、笑みが漏れた。


だけど、桜を見て微笑む笑顔は優しかった。




ーーーーーーー


俺達は、路地を歩いた。


「ありがとう天くん、真くん」


「いや、俺らは別に」


「そうそう」

少しばかり照れた君は笑ってる。


「私、天龍のみんな好きだよ!!」



「それは光栄だね、お姫様」


いつの間にいる晴輝達がそこにいた。





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