嫌いな君を好きになる……

君の面影を探した。

「俺、マイを見つけるって約束した」


"もし、私が居なくなったら、願わくば貴方の側に生まれ変わりたいな。

そしたら、私を探してね"


君が病気で死んで、君が死ぬ間際に言った言葉を真に受けて、ただひたすらマイを探した。


「そんな時、桜ちゃんに出会った。

マイは、桜ちゃんに似てない。

泣き虫でも恐がりでもない。
だけど、桜ちゃんしかいないんだ」 




俺には、桜ちゃんしかいない。

希望なんてない。


「私は、、マイさんじゃないよ」


それだけは確かなこと。


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