嫌いな君を好きになる……
廊下で座り込み君はいた。


「天くんの家、天くんの家、天くんの家ーー」


「大丈夫?」


何かブツブツ言ってる桜に、話しかけた。


「なんで天くん!!」


慌てる桜を抱き締めた。

「緊張してるーーー?

桜の嫌がることはしないよ」



そんな今まででそんな、甘いこと言ったことない。


桜だから、言うんだよ。


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