嫌いな君を好きになる……
我に返った私は、抵抗した。


あの人達は、私がどんなにひどいことを言っても、怒らないし……


乱暴もしないーー。

なのに、一方的にひどいこと言って突き放して、謝りたかったのにーー。



私は涙も止めることが出来ない。


「いいから来いよ‼」


私に伸ばされる腕ーーーー


それが不意に離れた。


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