嫌いな君を好きになる……
「だから離せよ‼」


「きゃっ」


私を奪うように胸におさめたのは、天くんだった。

キッ、と睨みつける真くん。


なんかーーーこの場に居たくないかも。

思わず浮かぶ涙。

ダメ、泣いちゃダメ。

わかってるのに…。

「お前らケンカすんなよ~。
ごめんね、桜ちゃん。
学校行くんでしょ?」

晴輝くんの優しさに、今は安心した。


そうだ……学校!!!






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