嫌いな君を好きになる……
ーーーーー


どこいったんだ、桜。

ウサギ小屋の前を通る。


んーー?


今、なんかーーー。


気のせいか。


過ぎ去ったウサギ小屋に戻ると、小屋の中に桜がいた。


一瞬、違和感感じなかったし。



「…………なにしてんの桜」


一瞬、話しかけようが躊躇う。


小屋の中の桜に話しかけた。



「私は、ウサギ。

桜じゃない…」


現実逃避……?


「桜、そっちいっていい?」


小屋の中にいる桜は、とても小さい。


ふるふると首を振る。



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