キミのせいだよ( 幼馴染じゃいられない )



会場中が感動の余韻を噛み締める中……朝比奈さん達は流石、抜かりない。

さっきまで抱き合って喜んでた癖に、即座に切り替えたのだ。



「で、そのジャージ何なのよ!あたし達にちゃんと説明してよ!」



鋭い眼光でわたしを刺した。



「り、莉兎ぉ〜〜……!」



横目で、ヘルプを求めてみる。

すると、莉兎が汲み取って立ち上がった。



「ちょっとやめなよ!あの男は別にあんた達のものじゃないんだからね!」

「そ、そうだよ!それにわたしはただ悠翔の……」


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