キミのせいだよ( 幼馴染じゃいられない )
それから、ダンスなんかを見ていたら、あっという間に召集時間が迫る。
莉兎からエールを貰って、借り物競争の召集ゲートへ向かった。
周りの子達と、緊張するね、なんて話をしながら入場する。
……今日は暑い。
折角塗って貰った日焼け止めも、綺麗に巻かれた前髪も、このままでは台無しだ。
《位置について!用意……》
パンッ
乾いたピストル音が、学院の夏を、青春を象徴している。
……思わずに、耳を塞ぎ込んだ。