1%の甘さで
その間にも猫ちゃんは優哉先輩の足にスリスリと顔を近づけている。
…いーなぁ。
あ、つい本音が。
「で。お前は?」
ここにいちゃ悪りーですかね!?
と、つい思ってしまうほど優哉先輩の美しい顔が歪んでる。
「友達を待ってたんですよー…」
てかあの2人もう終わったかな?
あ。そしたら教室でちゃんと待ってなかったことがバレる!!
そう思った私は口早に言った。
「じゃあまた明日!」
「そのまた明日って昨日も言ってたけど、お前と毎日会うことはないだろ」
冷めた口調で言われてぎゅっと心臓が痛くなった気がした。