1%の甘さで

お兄ちゃんに聞かれてたなんて一生の不覚っ!!



「なんで今日早いの!?」



どうせ今日も帰ってくるのが遅いだろうと思ってた私はびっくりしすぎて心臓が飛び出るかと思ったよ!




「1回帰ってきただけだ。茉莉もお兄ちゃんと行くか?」



行くかってお兄ちゃんの友達のところでしょ?




「いや行くわけないし」




「へーーぇ?優哉も来るのにか??」



ニヤニヤしながら言うお兄ちゃんにカチーンっとしたが、心は正直で…。


「はい!お兄様と行かせていただきます!!」


元気よく言った私にやれやれと言いながらお兄ちゃんは言った。



「じゃー、7時に家出るぞ〜」



そう言ってシャワー浴びてくると言うお兄ちゃんに大事なことを聞く。

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