1%の甘さで
な、な、ななな!なんと!!神様は私に味方してくれたようだ。
私は優哉先輩とのペアを勝ち取った!!
ふっふっふー!悔しそうに私を見てくる女の先輩2人に自然とにやけた顔を向けしまう。
「えー、彩華か〜…」
「私だって夏くんか優哉くんとがよかったわよ!」
口喧嘩をしてるひとみんと彩華さん。
そんな2人の横を通って優哉先輩のところに行く。
「優哉先輩!私とペアですよ〜!!」
「はぁ…」
ため息をこぼす優哉先輩に今がチャンスだと思い、たくさんいろんな話を聞く。
「好きな食べ物ってなんですか?」
「…なんでも食べるから特にない」
「へぇー!私、嫌いなものが多いから羨ましいです!」
私に対して最低限は答えてくれるけど、すぐ会話が終わってしまう。
言葉のキャッチボールが私の空振り具合を表していた。