1%の甘さで
___パチンッ……パチンッ
「……よし!これで終わりだ!!」
最後の資料をまとめ終わって、背もたれにもたれかかって手を伸ばした。
「ほら、早く」
出来上がった資料を全て持っていこうとした優哉先輩を慌てて引き留めた。
「ちょ、ちょ!ちょっと待ってください!!流石にここまで手伝ってもらうわけにはいきません!!」
「ここまでやったんだから今更だろ」
ため息をつき、優哉先輩は顎で早くと促している。
すぐ立ち上がり優哉先輩の隣に行く。
「じゃあさっきと同じで半分待ちます」
そもそもこれは私の仕事だもんね。
優哉先輩が持っている山積みの資料を半分取る。