カラフル
今日も、話し掛けてくれる人は勿論。


目を合わせる人さえいない。




いつもの事だから仕方ないんだけど・・・・。



「それでぇー、悠くんがね!!」



楽しそうに聞こえてくる声。


真美の声。



真美はあれからしばらくして、遠藤くんと付き合った。


でも、あたしにとっては都合がよかったかも。



だってあのまま、遠藤くんが誰とも付き合わなかったら・・・。



ずっと、あたしのせいにされるから・・・。





そんなの耐えられない。


そんな日々が続いたら、きっと学校にこなくなると思う。








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