隣の席の気になるあの子
ガクン、ゴン



俺は机に頭をぶつけて目が覚めた。



やばい、完全に寝てた。



俺は時計を確認するといつの間にか30分すぎていた。



やっぱり、昨日のゲームが原因だろーな。



ボス戦倒すまで寝たくなかったからな。



俺は顔を上げると先生と目が合った。



うわ、めちゃくちゃ気まずいやつだ。



ほんと、寝てしまって申し訳ないです。



俺はぱっと目線を外して隣を見ると彼女が首をコクンとさせていた。



ね、寝てる?



俺は、彼女の長い髪の隙間から彼女の寝顔が確認できた。



か、かわいい。



かわいいしか言葉が見つからないほどにかわいい。



俺って語彙力ないよな。



俺は机に肘をついて横目で彼女を見た。



…、ほんっと無防備。



でも、この姿が俺しか見れてないから許せる。



もし、俺が彼女を起こしたらどんな反応するだろう。



きっと、驚いた顔で俺を見つめてくるんだろうな。



そしてきっと、その姿もかわいい。



そんなことを考えているうちにチャイムが鳴った。


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