イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「あの、すみません。やっぱり合コンは遠慮します」

すると三浦さんが露骨に嫌な顔へと変わる。

「わかったわよ。その代わり二度と誘わないから」

逆ギレされちゃった。

でも今なら嫌われついでに聞けるかもしれない。

「あの・・・三浦さんってなんでそんなに合コンにこだわるんですか?」

「はあ?」

三浦さんが怪訝な表情で私を見る。

「なんか無理しているように見えたんです。それに…本当は好きな人いるんじゃないかと思って」

三浦さんの顔が一気に赤くなった。

「な、何言ってんのよ。す、好きな人なんて…いるわけないんだから」

三浦さんはふくれっ面で給湯室を出て行った。
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