イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます

年齢は私よりちょっと年上?ロングストレートの髪に深いスリットの入ったワンショルダーのワンピースはかなり目立っている。そして目を引くほどの抜群のプロポーション。

モデルさん?

「建一がパーティーに来るなんて珍しいわね」

そして視線が私に向けられる。

気がつけば沢山の人が私たちを取り囲む様に立っている。もちろんそのほとんどが女性だ。

「今日は社長の代わりに来ただけですよ」

いつもの様に優しい声音だが、目は笑っていない。

「あら~そうなの?ところで・・・隣の方はどなた?」

きた!鋭い目が私を捕らえる。まるで蛇に睨まれた蛙だ。

というよりまわりにいる人全員が蛇に見える。

だからここは無難に妹でいいでしょう。そう思いながら建一さんの方を見ると彼の手が私の腰に!

「ご紹介が遅れました。彼女は大沢みずほさん。結婚を考えている相手です」

えええ?!ちょっとなに?
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