イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
信君との約束の日の朝、キッチンでお弁当を作っていると建一さんが起きてきた。
急いで朝食を用意する。
前までは多少の会話もあったけどあの日以来、口数が少なくなっていまじゃ~最低限の言葉しか聞かない。
「あの・・・」
建一さんは返事の代わりに私の方を見る。
「今日、知り合いと食事に行くので夕飯のおかずを作って冷蔵庫に入れておきますのでチンして食べてください」
朝早く起きて、夕飯のおかずだけ作っておいたのだ。ちなみに私がさっき弁当箱に詰めたおかずはそれの残り。
「わかった」
ほらね。今までだったら何かにつけて突っ込んできたけど、この通り一言で会話が終わる。
なんとなく居心地の悪さを感じ、着替えをしようとエプロンを外していると
「知り合いって誰?」
ご飯を食べながら私と視線を合わさず問いかけてきた。
「幼なじみです」
「わかった。あまり遅くならないようにな」
「・・・はい」
正直、幼なじみがどんな人かしつこく聞かれるんじゃないかって内心ドキドキしていたが、拍子抜けした。
でもそうよね。
私たちは兄妹になるんだし、兄妹同士でお互いを詮索したりしないもんね。
でも心の奥の方でどんな人と会うのか聞いて欲しかったって思う自分がいた。
急いで朝食を用意する。
前までは多少の会話もあったけどあの日以来、口数が少なくなっていまじゃ~最低限の言葉しか聞かない。
「あの・・・」
建一さんは返事の代わりに私の方を見る。
「今日、知り合いと食事に行くので夕飯のおかずを作って冷蔵庫に入れておきますのでチンして食べてください」
朝早く起きて、夕飯のおかずだけ作っておいたのだ。ちなみに私がさっき弁当箱に詰めたおかずはそれの残り。
「わかった」
ほらね。今までだったら何かにつけて突っ込んできたけど、この通り一言で会話が終わる。
なんとなく居心地の悪さを感じ、着替えをしようとエプロンを外していると
「知り合いって誰?」
ご飯を食べながら私と視線を合わさず問いかけてきた。
「幼なじみです」
「わかった。あまり遅くならないようにな」
「・・・はい」
正直、幼なじみがどんな人かしつこく聞かれるんじゃないかって内心ドキドキしていたが、拍子抜けした。
でもそうよね。
私たちは兄妹になるんだし、兄妹同士でお互いを詮索したりしないもんね。
でも心の奥の方でどんな人と会うのか聞いて欲しかったって思う自分がいた。