イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「え?近いってお兄さんいくつなの?」
「29歳」
「もしかして今、その人と2人で生活してるの?」
私は黙って頷いた。すると信君の表情が一変する。
「それって大丈夫なの?相手は最近まで赤の他人で男だよ?そんな奴と2人キリとか信じられない」
「いや・・・そんな悪い人じゃないよ。だって2人キリと言ってもほとんど話もしないし、あの人はあの人でちゃんとやってるし」
何だろう、『話をしない』を心の中で思うのはなんとも思わないのにそれを口に出しただけで何だか胸が苦しくなる。
どんなに嫌みな事を言われても、そこに会話が成り立っていた。
今まで母と2人きりであまり会話がなかった私に建一さんとの生活はそれなりに楽しかった。でも今は振り出しに戻ったような気分だ。
「29歳」
「もしかして今、その人と2人で生活してるの?」
私は黙って頷いた。すると信君の表情が一変する。
「それって大丈夫なの?相手は最近まで赤の他人で男だよ?そんな奴と2人キリとか信じられない」
「いや・・・そんな悪い人じゃないよ。だって2人キリと言ってもほとんど話もしないし、あの人はあの人でちゃんとやってるし」
何だろう、『話をしない』を心の中で思うのはなんとも思わないのにそれを口に出しただけで何だか胸が苦しくなる。
どんなに嫌みな事を言われても、そこに会話が成り立っていた。
今まで母と2人きりであまり会話がなかった私に建一さんとの生活はそれなりに楽しかった。でも今は振り出しに戻ったような気分だ。