イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
もうすぐ戸籍上の兄妹になろうとしている人の事を好きになってしまった。
てっきり嫌われているのかと思い、気持ちを断ち切るように幼なじみと結婚前提で付合うと宣言したとたん、好きだと言われた。
この思わぬ急展開に夢を見ているのではないかと思うほどだった。
しかもまだ私たちが兄妹ではないことも知っていた。
なぜなら助言したのはまさかの建一さんだったからだ。
話を聞けば、長い新婚旅行の間に気持ちに変化が起こって、成田離婚ならぬ横浜(港)離婚って事になったらさすがに七瀬フーズの社長としてはあまりいいものではないと助言し、2人もその意見に賛成した。
なので入籍は新婚旅行後になったというのだ。
「でも…俺にとってよかったかなと思うんだけど?」
「思うんだけど…って言うけど、本当に建一さんは私の事が好きなの?」
「え?…もしかして信じてないの?」
あからさまに怪訝な顔をするが、どう考えても信じられない。
「だって、私の大きな胸が嫌いだとか、家にいるときは不機嫌で意地悪だし、私が信君と会うって言ってもノーリアクションだし・・・それにさっきだって『関係ないし』って、それで好きと言われても、信じがたいというか・・・」
てっきり嫌われているのかと思い、気持ちを断ち切るように幼なじみと結婚前提で付合うと宣言したとたん、好きだと言われた。
この思わぬ急展開に夢を見ているのではないかと思うほどだった。
しかもまだ私たちが兄妹ではないことも知っていた。
なぜなら助言したのはまさかの建一さんだったからだ。
話を聞けば、長い新婚旅行の間に気持ちに変化が起こって、成田離婚ならぬ横浜(港)離婚って事になったらさすがに七瀬フーズの社長としてはあまりいいものではないと助言し、2人もその意見に賛成した。
なので入籍は新婚旅行後になったというのだ。
「でも…俺にとってよかったかなと思うんだけど?」
「思うんだけど…って言うけど、本当に建一さんは私の事が好きなの?」
「え?…もしかして信じてないの?」
あからさまに怪訝な顔をするが、どう考えても信じられない。
「だって、私の大きな胸が嫌いだとか、家にいるときは不機嫌で意地悪だし、私が信君と会うって言ってもノーリアクションだし・・・それにさっきだって『関係ないし』って、それで好きと言われても、信じがたいというか・・・」