イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
月曜日の朝。
いつもの様にお弁当の準備をしていると、身支度を調えた建一さんが私のお弁当を覗き込む。
「どうしたんです?」
「ん?俺の分の弁当はないんだなって」
思わぬ一言に箸を持つ手が止まる。
「は?今まで弁当を作ってほしいなんて一言も言ったことないじゃない。それに中身の同じ弁当を持っていたら怪しまれるのでは?」
「はいはい。なんだよ。つまんねーな」
「だって~」
作ってあげたい気持ちはあるけれど、私はまだ大沢のままだ。
チェックの厳しい女性社員にもしお弁当の事を指摘されたらターゲットはもちろん建一さんではなく私だ。
それに建一さんは分かっていない。
七瀬フーズの御曹司でしかも二度見してしまうような超イケメン。
イケメン揃いの営業部の部長というのは部の顔だ。
我社のナンバーワンイケメンが私の恋人と言うことがバレてしまったら・・・どうする。
それとも社長と母が再婚して私が七瀬になったって事にする?
これは嘘ではないけど今それを言ってしまうのはどうなのかな?
とにかく今はまだ無関係のままにしておくのがベストなのではと思う。
まだ頭がぼーっとしている中であれこれ考えてもいい案など浮ぶはずがないのだけれど考えずにはいられなかった。
いつもの様にお弁当の準備をしていると、身支度を調えた建一さんが私のお弁当を覗き込む。
「どうしたんです?」
「ん?俺の分の弁当はないんだなって」
思わぬ一言に箸を持つ手が止まる。
「は?今まで弁当を作ってほしいなんて一言も言ったことないじゃない。それに中身の同じ弁当を持っていたら怪しまれるのでは?」
「はいはい。なんだよ。つまんねーな」
「だって~」
作ってあげたい気持ちはあるけれど、私はまだ大沢のままだ。
チェックの厳しい女性社員にもしお弁当の事を指摘されたらターゲットはもちろん建一さんではなく私だ。
それに建一さんは分かっていない。
七瀬フーズの御曹司でしかも二度見してしまうような超イケメン。
イケメン揃いの営業部の部長というのは部の顔だ。
我社のナンバーワンイケメンが私の恋人と言うことがバレてしまったら・・・どうする。
それとも社長と母が再婚して私が七瀬になったって事にする?
これは嘘ではないけど今それを言ってしまうのはどうなのかな?
とにかく今はまだ無関係のままにしておくのがベストなのではと思う。
まだ頭がぼーっとしている中であれこれ考えてもいい案など浮ぶはずがないのだけれど考えずにはいられなかった。