イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
でもなんとなくわかる気がする。

建一さんの事は大好きだし、ずっと一緒にいたいって気持ちは誰にも負けないと思う。

だけど・・・理由は他にあったりするんだよね・・・

「あっ!もしかして・・・原因は・・・これか?」

と言って文佳が指さしたのは私の胸。

「このたわわに実った大きな胸を見られるのが怖いんだ」

「文佳?」

「ごめん。でもそんなこと気にすることないよ。大体、部長がみずほにベタ惚れって事はわかっているし、そもそもみずほは何で部長が好きになったの?その胸目当てじゃなく自分自身を認めてくれた部長にひかれたんでしょ?」

「・・・うん」

「だったら焦らず、流れに身を任すのが一番。今は不安だろうけどお互いの思いがピークに達した時には不安や怖さなんて吹っ飛ぶんだから」

そういうもんなんだ~としか言いようがないが。

とにかく焦っちゃだめって事なんだね。

「ありがとう。ちょっと落ち着いた」

「でもさ~あんなパーフェクトな部長でもみずほのこととなるとただの男になるんだから凄いね!愛の力って」

ニヤニヤしながら私を覗き込む文佳に今日だけは文句を言うのはやめようと思った。
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