イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「わかりました。だったら尚更、ここにいちゃだめでしょ。帰ります」
「だから違うんだって!」
私の言葉を否定するような強い口調の建一さんが私を後ろから抱きしめた。
「避けていたのは、嫌いになった訳じゃなくて・・・その逆なんだよ」
私が抱きしめられた腕をふりほどくように振り返った。
「どういうこと?」
「・・・ちゃんと話すから・・・帰るなんていうなよ」
コクリと頷くと建一さんは私の手を掴んで部屋の奥へと移動した。
私は椅子に、建一さんは私と向かい合うようにベッドに腰掛ける。
「俺は・・・男なんだよ。だから、好きな人が近くにいたら凄く大事にしたい。でもそれと同じくらい凄く触れたいって気持ちも強くなる。みずほには『焦らずに、俺たちのペースで』なんてかっこつけた事言ってたけどてんでダメ。それで無意識のうちに避けてしまった。そうでもしないと理性がね・・・」
額に手を当てうなだれる建一さんに私は・・・
「みずほ?」
椅子から立ち上がると建一さんを抱きしめていた。
「ごめんなさい」
「謝るなって。避けた俺が――」
「違う。そうさせたのは私。私がいけないの」
「いや、みずほは何も悪くない」
建一さんの手が私の頭を優しく撫でた。
「これからはちゃんと話そう。いいことも悪い事も建一さんと共有したい。それと・・・避けたり避けられたりするのも嫌」
「そうだな。これからは何でも言うよ。それに俺がみずほに避けられたら普通じゃいられなくなりそうだしな」
「そうよ。だからいてもたってもいられなくて・・・ここまできちゃった」
すると建一さんが私をぎゅっと強く抱きしめた。
「だから違うんだって!」
私の言葉を否定するような強い口調の建一さんが私を後ろから抱きしめた。
「避けていたのは、嫌いになった訳じゃなくて・・・その逆なんだよ」
私が抱きしめられた腕をふりほどくように振り返った。
「どういうこと?」
「・・・ちゃんと話すから・・・帰るなんていうなよ」
コクリと頷くと建一さんは私の手を掴んで部屋の奥へと移動した。
私は椅子に、建一さんは私と向かい合うようにベッドに腰掛ける。
「俺は・・・男なんだよ。だから、好きな人が近くにいたら凄く大事にしたい。でもそれと同じくらい凄く触れたいって気持ちも強くなる。みずほには『焦らずに、俺たちのペースで』なんてかっこつけた事言ってたけどてんでダメ。それで無意識のうちに避けてしまった。そうでもしないと理性がね・・・」
額に手を当てうなだれる建一さんに私は・・・
「みずほ?」
椅子から立ち上がると建一さんを抱きしめていた。
「ごめんなさい」
「謝るなって。避けた俺が――」
「違う。そうさせたのは私。私がいけないの」
「いや、みずほは何も悪くない」
建一さんの手が私の頭を優しく撫でた。
「これからはちゃんと話そう。いいことも悪い事も建一さんと共有したい。それと・・・避けたり避けられたりするのも嫌」
「そうだな。これからは何でも言うよ。それに俺がみずほに避けられたら普通じゃいられなくなりそうだしな」
「そうよ。だからいてもたってもいられなくて・・・ここまできちゃった」
すると建一さんが私をぎゅっと強く抱きしめた。