イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
どの位頭を下げていたのだろう。
「頭を上げないさい」そう言ったのは母ではなく。社長だった。
「縁というのは本当に不思議なもんだね。私と亜由美さんの出会いもそうだったけど、私たちが出会わなければ
この二人が出会う事もなかっただろうし、私たちの入籍がまだなのも、なるべくしてなった・・・そう思うんだよ」
「・・・そうですね」
母がしみじみと頷く。
確かに社長の言うとおりだ。
今まで同じ会社で働いていたが接点といえるのは仕事のみ。
お互いに気にもしていないようなそんな2人だったのに、母の再婚で状況が一気に変わった。
もし母が再婚しなければ私たちはこうなっていただろうか?
すると母がまたクスクス笑い出した。
「ごめんなさいね。こんな時に笑ってしまって。でも凄いと思わない?親同士、子供同士が好きになるなんて奇跡みたいじゃない。それにさっき建一君が『俺にはみずほ以外考えられないんです』って言ったでしょ?あなたのお父さんも同じ事言ったのよ。『俺には亜由美さん以外考えられないんです』って親子だなって思ったし・・・みずほも私に似て好きな男性のタイプが同じなんだって」
社長をみると凄く顔を赤くさせている。
「そ、そういう事だから・・・安心しろ。2人を兄妹にさせることはしないし、私たちの入籍も特に急ぐ必要もないんだから・・・ね。亜由美さん」
「そうですね。で?二人はいつ入籍するの?結婚式はどうしましょう?ドレス?和装?」
「え?そ、それは・・・」
いきなり結婚が現実味を帯び始め戸惑う。
「頭を上げないさい」そう言ったのは母ではなく。社長だった。
「縁というのは本当に不思議なもんだね。私と亜由美さんの出会いもそうだったけど、私たちが出会わなければ
この二人が出会う事もなかっただろうし、私たちの入籍がまだなのも、なるべくしてなった・・・そう思うんだよ」
「・・・そうですね」
母がしみじみと頷く。
確かに社長の言うとおりだ。
今まで同じ会社で働いていたが接点といえるのは仕事のみ。
お互いに気にもしていないようなそんな2人だったのに、母の再婚で状況が一気に変わった。
もし母が再婚しなければ私たちはこうなっていただろうか?
すると母がまたクスクス笑い出した。
「ごめんなさいね。こんな時に笑ってしまって。でも凄いと思わない?親同士、子供同士が好きになるなんて奇跡みたいじゃない。それにさっき建一君が『俺にはみずほ以外考えられないんです』って言ったでしょ?あなたのお父さんも同じ事言ったのよ。『俺には亜由美さん以外考えられないんです』って親子だなって思ったし・・・みずほも私に似て好きな男性のタイプが同じなんだって」
社長をみると凄く顔を赤くさせている。
「そ、そういう事だから・・・安心しろ。2人を兄妹にさせることはしないし、私たちの入籍も特に急ぐ必要もないんだから・・・ね。亜由美さん」
「そうですね。で?二人はいつ入籍するの?結婚式はどうしましょう?ドレス?和装?」
「え?そ、それは・・・」
いきなり結婚が現実味を帯び始め戸惑う。