イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
《番外編》

温泉に行こう!

胸が大きいという大きな悩みを抱え、恋愛にも消極的だった私の前に現われたのは、母の再婚相手の息子であり、私の勤める会社「七瀬フーズ」の次期社長と言われる七瀬建一さんだった。

突然始った共同生活だったが、2人で生活をしてく中で互いに惹かれあいカレ同じ名字になるのならカレの妹ではなく奥さんになりたい。

その夢が叶い、私たちが入籍をしたのが3ヶ月前。

そして今、私たちは半年後に完成する新築の高層マンションに入居するまでの間。

少しでも2人だけの甘くラブラブ新婚生活を送りたいと会社の近くにマンションを借り、新婚生活がおくっている。

そんなある日・・・

「痛い・・・は~あ」

私は首に手を当てながら頭をゆっくり回し、首から肩へと指圧する。

胸の大きい人のあるあるなのだが、とにかく肩がこるのだ。

そりゃ~そうだよね。この大きな胸を支えるブラの紐。紐と肩がタッグを組んで上へ上へと持ち上げるのだから肩もこるはず。

だからこのがっちがちの肩を酷使して、それがピークに達すると、肩がめちゃくちゃ痛くなる。

でもそれだけじゃない。肩こりが酷くなると頭痛や吐き気まで伴う。

だからといってその原因の全てが胸と言うわけではない。長時間のパソコンや姿勢が悪さ、そんな様々な要素が加算されるのだ。

私の場合、決算が近づくとこの症状がでる。

残業も増え、パソコンの前に座っている時間が長くなり、次第に姿勢も悪くなり、気付けば猫背。

それにプラスして胸が大きいのでがっちがちに痛いのだ。

今は湿布を貼って頑張っているが、新婚ホヤホヤの若奥さんの両肩が肌色の湿布で覆われていたら流石の旦那様もどん引きだろう。
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