イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
「本当にお友達なの?健一君こんなにイケメンだけど今まで一度も女の子を連れてきたことがないのよ」

「そ、そうなんですか・・・」

友達じゃありません。妹ですと言いたい気持ちをぐっと堪えて苦笑い。

「わかった。健一君が狙ってる女の子なんでしょ?」

「そ、そんなんじゃないって。ママいつもの2つよろしく」

疑いの眼差しを向けながらもママさんは厨房にいる大将にオーダーを伝えに行った。

そして私は横に座った部長の顔に驚く。

何で顔が赤いんですか?熱でもあるの?それとも…さっきの狙ってる女の子に反応?

どう考えても私じゃないことは確かだ。と言うことは誰か好きな人がいてその人を思い出したとか?

でもそれを聞けるほど仲が良いわけでもない。

文佳が聞けば答えてくれるかもしれない…ってまさか部長、文佳の事が好き?

でも考えてみれば私と文佳が一緒にいると必ず声をかけてくる。

えええ?!そういうこと?
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